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第11回 宮崎地方会 『もっと上手に書類を作成したい』 報告書

[2018.06.16]

【日 時】 2018年6月16日(土) 13:00~17:00 (受付 12:30~)

【場 所】 潤和会記念病院 脳神経センターカンファレンスルーム

【定 員】 70名

※74名のご参加をいただき盛会のうちに終了しました。

プログラム / 活動報告 )

(写真は第9回宮崎地方会の様子です)

 

 参加者:74名(遠くは京都からの参加をいただきました)

 テーマ:「もっと上手に書類を作成したい」

《 特別発言 》潤和会記念病院 院長 岩村 威志 先生

診察に医師事務作業補助者が同席することは、診療時間の短縮、医師の負担軽減には欠かせないとの有難いお言葉をいただきました。

《 特別講演 》宮崎県立日南病院 木佐貫 篤 先生

「医師事務作業補助者が知っておきたい保険診療の基本と関連する診療報酬」

保険診療の仕組みについて、医師事務作業補助者の誕生、医師事務補助者と診療報酬についてご講演いただきました。

多くの課題や問題があり、今後の医療の質向上のためには、いかに医師事務作業補助者が活躍できる環境をつくれるかがカギとのことでした。

最後には、病理医の立場から医師事務作業補助者に期待する役割などお話しいただき貴重なご講演でした。

《 実践報告 3題 『私たちが実践している書類作成の工夫・問題』 》

1.潤和会記念病院

診断書作成をするなかで課題をみつけ検証し、改善されていました。症状についての理解を深め、診断書作成支援システムを活用していくことがこれからの課題との発表がありました。

2.宮崎県立宮崎病院

統一したマニュアルを作成することで、指導者が判断に迷うことがなく、全員が同じ仕事をできるようになったとの発表がありました。

3.黒木病院

診断書の多様化に対応していくためには、自己のスキルアップが必要不可欠であることから、今後も研修会を活用して知識や理解を深めたいとの発表がありました。

《グループワーク》「もっと上手に書類を作成したい」

5名程のグループを作り、途中でメンバーをシャッフルしていくワールドカフェ方式で行いました。
各病院での問題点や実践している診断書の作成方法などについて話し合いました。

①マニュアル・業務の取り組みについて

・業務の統一したマニュアル作成をする。(指導とスキルの標準化・効率化)

・マニュアル作成をすることが学びに繋がる。

・書類作成の時間短縮・精度を上げたい。

・診断書を電子化したい。

・業務ローテションを実施し業務全体を把握したい。

・専門用語の知識を増やす。

②研究会の感想

・悩みや困っていることに共感が得られ、少し安心した。

・業務の効率化のためにもコミュニケーションは必要。勇気をもって医師に確認する。

・今日の学びを自院へ持ち帰り、スタッフと共有することでモチベーションアップに繋げたい。

・業務時間が短縮されたと思っていたが、まだまだ無駄が多いことに気付かされた。

・他の地方会でもワールドカフェ方式でのグループワークを取り入れたい。

《アンケート結果》

問1 今日の研修をどのようにお感じになったか、おたずねします。

問2 今日の研修の会場や日程、時間等についておたずねします。

問3 今後このような研修会を開催した場合に参加したいですか?

 全体の約80%の方が、今後このような研修会に参加したいと回答してくださいました。

問4 本日の講師や研修内容について、質問やご感想があればお書きください。

【講師について】

・木佐貫先生のお話が聞けて、勉強になりました。医師事務への理解が深いので日南の方がうらやましいです。

・適時調査内容など参考になりました。

【実践報告について】

・医師会で使用している書式を見たりできるとよかったです。

・他院での様子がわかってよかったが発表者が3名なら、テーマを元に色々な書類を使った発表があると、より多くの意見が出たのではないでしょうか。

【グループワークについて】

・他院の方との意見交換ができてよかったです。

【その他】

・他院の取り組みを知り、業務に対する不安や悩みを共有できて嬉しかったです。今後の書類作成の参考にします。

・病院によってはだいぶ業務内容に違いがあると感じました。

・具体的な書き方の指導があるとよかったです。

・医学用語・略語など、どのような書籍を用いて勉強したらいいのかわからず苦労しています。

・マニュアルがあるのであれば、診断書作成上のポイント・留意点など教えていただきたいです。

・様々な意見を聞くことができ、勉強になりました。説明・発表も非常に分かりやすかったです。

・医師事務がしてはいけない仕事を言われることがあり(断ると嫌な顔をされる)、院内の知識不足を感じました。

・今後さらに研修の機会を増やしていただきたいです。

・メモをとる机があるとよかったです。

《最後に》

 今回の地方会は、書類作成について意見交換を行いました。同じ仕事とはいえ、病院によっての違いや工夫、問題があり、学びの多い会となりました。

 また医師事務作業補助者の役割や課題もみえてきたことと思います。今日の学びを持ち帰り、日々の業務に活かしていってほしいです。

 次回は皆さんのご意見を反映させ、開催できれば思います。

NPO法人医師事務作業補助研究会 宮崎県支部

宮崎県支部長 柳澤 泰江

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